ローカルニュース之雑談帖(その190)―四国霊場の内輪揉め

四国八十八か所のお遍路、と云えば今でも多くの人々が巡礼を行う事でも知られております。わたくしの最近の御贔屓番組「水曜どうでしょう」(埼玉・神奈川・東京のローカルテレビ局が、昔放送されたものの再放送を継続的に行っているので、時々見ています)でも、度々四国八十八か所巡礼の旅の珍道中を流していて、何となく一度は(全部は回りきらなくても)幾つかの御寺は回ってみたいもの、と思う事もしばしば。

その八十八か所の御寺の間で、ちょっとした裁判沙汰が起きている様で。おやおや。

<引用開始>

巡礼妨害訴訟 四国霊場会の請求棄却 高松地裁

四国霊場札所88カ寺でつくる「四国八十八ケ所霊場会」(香川県善通寺市)が、62番札所・宝寿寺愛媛県西条市)の住職に対し「納経の受付時間を勝手に短縮するなどして巡礼を妨害している」などとして、妨害行為の禁止などを求めた訴訟の判決が22日、高松地裁丸亀支部であった。小川雅敏裁判長は「被告は同会の正会員とは認められず、規則を履行する義務はない」などとして、原告側の請求を棄却した。判決理由で小川裁判長は、同会は四国霊場の発展などを目的とする任意団体であり、被告が宝寿寺の住職であるという理由で加入を強制できる法的根拠はないと指摘。被告が同会に対して入会の意思表示をした証拠もなく、正会員とは認められないとした。

 納経の受付時間の短縮に関しては、納経所の運営は各寺が行うもので、同会の運営要領は納経の受付日や受付時間などの事務的な定めにすぎないと判断。運営要領に従った納経所の運営が信教の自由にかかわるものとは認めがたいとし、原告の請求には理由がないと退けた。巡礼の妨害行為の有無には言及しなかった。 判決を受け、原告の代理人は「事実の認定や法令の解釈を誤った不当な判決だ。霊場会と協議の上、控訴する方向で考えたい」と話した。被告の代理人は「一切取材はお断りしている」とコメントした。

 霊場会の運営要領では、納経所は年中無休で午前7時から午後5時まで休まずに参拝者を受け付けると定めている。霊場会は、宝寿寺の住職がこの決まりに沿わず、受付時間を勝手に短縮したほか、参拝者に暴言を吐くなどしていたと主張していた。住職側は、妨害行為はなかったと反論し、霊場会には「会員にはならない」と通告しており、運営要領などを守る義務もないとして請求棄却を求めていた。

<引用終了>

出典Web:http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/03/2017_14901601391145.html

確かに強制力を持った会員組織ではなさそうなので、住職側の言い分にも一理ある、とは思いますが、御寺によって受付時間や納経所の運営が異なるのでは、お遍路さんにとっては不都合があるのではないか、とも思いますね。出来る事ならば(きわめて日本人的発想なのは、百も承知で)余り我を張る事なく、取り決めには従っていた方が宜しい様なきもします。

別の記事によると、住職が変わってから問題が勃発したそうでして、結構お遍路さん達にもとばっちりが出ていたりするようで。お寺はあれで、案外内輪もめが起きたりもしますので(嘗ての東本願寺のいざこざの様に)、何とか丸く収めてもらいたい所ではありますね、門外漢としましては。