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【CD聴く】レッド・ツェッペリン / 伝説のライヴ(3CD)

How The West Was Won (incomplete) / Led Zeppelin

Some Number Cant Upload Cause Copyright: Black Dog, Since Ive Been Loving You, Stairway to Heaven, Bron-Yr-Aur Stomp, What is and What Should Never Be, Dancing Days, Moby Dick, The Ocean

All compositions by Led Zeppelins Members except as indicated

Disc 1 (56:11)

1. L.A.ドローン - LA Drone 0:14

2. 移民の歌 - Immigrant Song 3:42

3. ハートブレイカー - Heartbreaker 7:25

4. ブラック・ドッグ - Black Dog 5:41

5. 丘のむこうに - Over the Hills and Far Away 5:08

6. 貴方を愛しつづけて - Since Ive Been Loving You 8:02

7. 天国への階段 - Stairway to Heaven 9:38

8. カリフォルニア - Going to California 5:37

9. ザッツ・ザ・ウェイ - Thats the Way 5:54

10. スノウドニアの小屋 - Bron-Yr-Aur Stomp 4:55

Disc 2 (53:12)

1. 幻惑されて - Dazed and Confused (Medley: Walters Walk, The Crunge) 25:25

2. 強き二人の愛 - What is and What Should Never Be 4:41

3. ダンシング・デイズ - Dancing Days 3:42

4. モビー・ディック - Moby Dick 19:20

Disc 3 (40:54)

1. 胸いっぱいの愛を - Whole Lotta Love (Medley: Boogie Chillun(John Lee Hooker), Lets Have a Party(Jessie Mae Robinson), Hello Marylou(Gene Pitney, Cayet Mangiaracina), Going Down Slow(James B. Oden aka St. Louis Jimmy)) 23:08

2. ロックン・ロール - Rock and Roll 3:56

3. オーシャン - The Ocean 4:21

4. ブリング・イット・オン・ホーム - Bring It on Home (Medley: Bring It on Back) (Willie Dixon, Bonham, Jones, Page, Plant) 9:30

Total Time 150:19

録音 1972年6月25日:L.A.フォーラム、1972年6月27日:ロングビーチ・アリーナ

 大迫力の発掘ライヴ音源です。このCDが出た時(2003年6月11日)、思い余ってか「『永遠の詩』はもういらない」とまで言った人がいたくらいです。もちろん、それぞれ違うロケーションでの収録なので(『永遠の詩』は1973年6月27-29日のマジソン・スクエア・ガーデンでの録音、こちら『伝説のライヴ』は1972年6月25&27日のL.A.フォーラムとロング・ビーチ・アリーナでの録音)、両方揃えるのが正しいですね。さらに言えば『永遠の詩』は「オリジナル盤」と「最強盤」で微細な違いがあって…、と、それはまた別の機会にしましょう。

 収録時期の話が出たので、スタジオ。アルバムとの兼ね合いを少し記しておきましょう。この時期は『IV』(1971年11月8日発表)発表後で、『聖なる館』(1973年3月26日発表)を録音していた時期に当たります。選曲的にも、同アルバムからの「新曲」を既に披露しています。面白いのは、後々まで発表されなかった“ウォルターズ・ウォーク”(解散後の『コーダ』で発表)なんかを演っていて、あぁ、この時期の曲だったのね、と、妙な感慨にふけったりします。『フィジカル・グラフィティ』が発表されるのはもう少し後の1975年2月24日なので、『永遠の詩』の方はちょうど端境期(はざかいき)に録音されたことになります。生憎なことに発表が1976年10月22日までずれ込んでしまったために、当時はぶっ叩かれてしまったのですが。その時は3年遅れただけでそうだったのに、今回、30年前の発掘音源を出したら絶賛されたりするのですから、ペイジも複雑な思いが…、そうでもないのかな。素直に喜んでいるのか…。

 収録時間的には総計二時間半強と、ぎりぎりCD二枚に収まる時間なのですが、中間部に25分を超える“幻惑されて”があるので、うまく切れなかったのでしょう。Disc 1に繰り込むと81:36となり、なかなかに厳しいですね。技術的には可能なのですが、リスナーの機器によっては再生できない可能性があります。そういう危険を冒(おか)すぐらいなら、素直に三枚に分けたほうがいい、と、判断したのでしょう。アナログ盤時代によく有った、収録時間の関係で曲順を変える、と言うような事はしたくなかったのはよくわかりますし。でもせっかく三枚に分けたんだから、“胸いっぱいの愛を”のメドレーは編集せずに全長版にしてほしかったです。

 前述のとおり、このライヴは二箇所のライヴから採られているのですが、単純に「この曲はここであの曲はあそこ」と言う振り分けになっていません。一曲の中で二箇所のライヴが混在しているのです!。(全曲がそうだというわけではないですが。)なんともはや手の込んだ編集をするものですが、そこまでしなくとも“胸いっぱいの愛を”のメドレーは素直に全長版にしてほしかったです。大事なことなので二回言いました。

 あと、“天国への階段”の後のアコースティック・セット三曲は省略しても良かったと思うんですけど、本当にそうすると「完全盤じゃない!」とか言って文句言う人がいるんでしょうね。個人的にはこういうの入れるくらいなら“胸いっぱいの愛を”のメドレーの全長版を聴きたかったです。大事なことなので三回言いました。天丼てやつやね(笑)。

 話は変わりますが、ジミー・ペイジは三大ギタリスト(後の二人はジェフ・ベックエリック・クラプトンね)の中では一番下手っぴぃと言う事になっていますが、このライヴを聴く限り、下手っぴぃってことはないと思います。「上手さ」ってのは、要するにどれだけ聴き手を惹きつけられるかってことですから、その意味ではここでのペイジは満点だと思います。アクロバティックな技術の開陳なんかよりも(ベックやクラプトンがそうだというわけでは全然ないですけれども)、ここでのペイジのプレイのほうがよっぽど上等だと、自信を持って言えます。

 他の三人も本当に素晴らしい演奏を聴かせていて、真に迫ってくるものがありますね。彼らのライヴのブートレグを血眼になって集めまくるマニアがいると言うのも無理からぬ話だと思わせる出来です。いや、まぁ、僕は正規盤だけでお腹いっぱいですけど(笑)。

 ちなみに原題の『How the West Was Won』は、映画『西部開拓史』(1962)の原題から採られています。

 と言うわけで、次回のツェッペリン日記は、冒頭でちょっと触れた『永遠の詩』で行きましょう。まずは基本を押さえる意味から、「オリジナル盤」から聴いていくので、お楽しみに。いや、そんなにマニアックな展開はないとは思いますが(笑)。

 

 

 

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