見ぬ人によそへて見つる梅(むめ)の花散りなん後(のち)のなぐさめぞなき 権中納言定頼

見ぬ人によそへて見つる梅(むめ)の花散りなん後(のち)のなぐさめぞなき

 権中納言定頼

 梅花にそへて大弐三位につかはしける

 新古今和歌集 巻第一 春歌上 48

「ついぞお逢いしないあなたの身代わりに眺めていた梅の花です。いずれ散ってしまうその後は慰めになるものとてありません。」『新日本古典文学大系 11』p.32

定頼集。大弐三位集(端白切)には二句「よそへてぞみる」。

大弐三位 紫式部の女。

久しく逢わぬ女を恨む。

参考「わが宿の花見がてらに来る人はちりなん後ぞ恋しかるべき」(凡河内躬恒 古今 春上)。

「梅」の歌。

藤原定頼(ふじわらのさだより 995-1045)平安時代中期の公家・歌人藤原公任の長男。

後拾遺集初出。新古今四首。勅撰入集四十五首。

小倉百人一首 64 「朝ぼらけ宇治の川霧たえだえにあらはれわたる瀬々の網代木」

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