マイガール1

母が再婚をした。

新しいお父さんと小さな双子の弟ができた

普通の高校生の僕は、普通の成長を遂げてて、

ちょっと親がうざくて、興味は異性と友達とのくだらない話。

新しくできた3歳の弟たちは、とっても可愛くて、

存在自体がちょっとまぶしい。

新しいお父さんは、優しくて、ちょっと子供っぽい人。

高校生といえば、もう大人だからね

無理にお父さんなんて思わなくてもいいよ。

友達ぐらいでいいから

と言ってくれた

話してみると、優しくて、いい人で大好きになった

3年生になって、進学の話になる

大学、行くの?

そんなに頭よくないよ。それに勉強、好きじゃない

と答えたけど、じつはカメラマンになりたかった

で、思い切って

カメラマンになりたいと言ったら

いいじゃん。応援するよ。じゃあカメラ買わなくっちゃ

と分相応な、カメラを買ってくれた

専門学校時代にスカウトをされて、柄じゃないけど、

カメラマンにつながるかもということで、モデルをはじめた

専門学校を卒業して、モデル時代に知り合った

カメラマンに弟子入りした

雑用に追われながら、いろいろな写真を撮りためては、

コンテストに応募する。そんな毎日。

正月休みに家族旅行で、ハワイへ

眩しい日差しの中、パイナップル畑ではしゃぎまわる弟たちの写真が

コンテストで優勝した

輝く太陽と弟たちのはじける笑顔、われながらいい写真だと思う

この写真が、ニューヨークの有名な戦場カメラマンの目に留まって、

一緒に世界中で働くことになった

戦場といっても、僕の写真は破壊された街角でも、

笑顔を忘れない子供たちの写真ばかり。

親を亡くして、家を燃やされて、

それでも明日に向かって微笑む子供たちの姿に

未来を見る

そして、この子たちの未来に平和を願って

シャッターを押す

雅紀の写真は笑顔が似合う。そして笑顔にさせる

と師匠も言ってくれた

いつのまにか、師匠の下で働き始めて10年。

ありがたいことに、名前も売れて、仕事も順調。

世界的に有名な賞をいただいて、写真集も売れて

そんなとき、悲劇が起こった

養父と母が、事故で重体だと

急いで、日本に帰るが、二人の死に目には会えなかった

パイナップル畑ではしゃいでいた弟たちは、16歳になってた

ずーっと更新できなかったけど、やっと落ち着いてきたので

久しぶりのお話です。